2015年5月31日日曜日

スタッドレスタイヤの溝はどこまで使えるの?使用限度に関して


「このスタッドレスタイヤ、まだ溝があるように見えるけれど、もう使えないの?」

このようなご質問をお客様からお受けする事が多いので、この場を借りてご説明させて頂きます。

スタッドレスタイヤの主溝にはプラットホームという段差があります(写真上赤い○で囲まれています)。このプラットホームがスタッドレスタイヤとしての使用限度を表す機能を果たしておりまして、ここまで達すると新品から50%摩耗したことを示します。

これがブロックと同じ高さになるとスタッドレスタイヤとしての寿命を迎えた事になり、氷上・雪上での走行・ブレーキ性能が悪化します。より強い言い方をすれば、冬タイヤとしてはもう使用できないのです。

各タイヤメーカーによって変わりますが、新品時でプラットホームまでの高さが概ね4mm。これを10分山とし、2mmで5分山0mmだと勿論0分山で、前述の新品から50%磨耗した状態というのはこれを指します。当店の中古スタッドレスを買われる際の参考にされてみて下さいね♪

また、年式やゴムの硬度、偏磨耗の有無等も重要な要素になってきますので、こちらも機会を設けてご説明させて頂きます。