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2016年5月27日金曜日

正しくホイールナットを選びましょう -特殊な純正ナットとテーパーナットの巻-

タイヤ交換などでお客様のお車をお預かり致しました際に、正しいナットが使用されていないケースを度々散見致します。

率直に申し上げますと、これは本当に危険な行為です。少しでもこういった事態を減らしたいと思いまして、今回のエントリはちょっと啓蒙的なものにさせて頂きたいと思います。

改めまして、ご存知ない方の為にご説明させて頂きますと、ホイールを固定するナットと言いましても多種存在しておりまして…トヨタやホンダ(他三菱や日産の一部の車種)に関しては、ナットホールの形状が社外のホイールに一般的に用いられる60度のテーパーではない為、専用のナットが必要になるのです。詳しくは下の画像と説明をご覧下さい。

トヨタ純正の平座面ナット(左)、社外品用の60度テーパーナット(中央)、ホンダ純正球面座ナット(右)

上記のように、ざっと分けて三種類のナットが存在します。どのナットも下部でホイールを固定する仕組みになっているのですが、ご覧の通り、形状が全く異なります。当然このナットの形状に合わせて、ホイールのナット穴も作られております。異なるナットを使ってしまうと当然ホイールナットとナット穴の接触面積が本来より狭く(小さく)なってしまうので、しっかりと締め付けたつもりであっても、ナットがホイールを車体に固定する力が弱くなり、使用とともに緩んできたり、最悪の場合脱輪してしまう恐れが有ります。

また、幸いに事故などが起らなかったとしても、無理に形状の異なる物で締めるので、ナットホールの形状が変形してしまい、ホイールの価値も大きく減損することとなってしまいます。こうなると、当店も含めた中古ショップでの買取価格も下がり、皆様にとって大きな損となってしまいます。


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さて、困りました。いざ必要になり手に入れたいとなっても、通常このような純正部品はディーラーさんや、メーカーの部品販売会社さんで買うしかない商品です。入手場所が少ない上にこれまた結構良いお値段がしてしまいます…。

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最後にちょこっと商売っ気を出させて頂きますと、そんな入手難易度が高い純正ナットを当店では1個108円(税込)で販売中です!!



トールタイプからショートタイプまで、各種ご用意しております。「純正ホイールを買ったはいいんだけれど、ナットが無い。」とお困りの皆様、是非当店までお越し下さい。お電話での通販もお待ちしております。

正しくナットを選んで、楽しいカーライフをお楽しみ下さい!!

2016年2月19日金曜日

タイヤの製造年月日の見方 - シリアルコード

タイヤは生もの…とまでは言いませんが、鮮度が大事な商品です。

では、どのようにタイヤの新しい古いを見分けていくのでしょうか。

製造時期を見分けていく上で非常に大事になってくるのが、今回ご紹介するシリアルコード(シリアルナンバー、セリアル記号)です。

私自身もお店で買取の担当をしておりますので、査定の際にこれが無くてはお仕事になりません。


上記の写真にもありますように、タイヤのサイドウォール上の楕円の中に下4桁の数字が刻印されています。これがそのタイヤの製造年週を表しています。最初の上2桁の27は週(その年の27週目、つまりは7月になりますね)を、下2桁の数字15は年(2015年)を表しています。

1999年以前に製造されたタイヤでは、下3桁(例107)の数字で製造年週を示しています。最初の数字の10は週(10週目)を、最後の数字7は年(1997年)を表しています。

新品をご購入される際にそれが長期在庫かどうか見分ける際に、また中古のタイヤの商品詳細の記載が間違いがないかどうかご自身でダブルチェック(勿論当店では年式を明記しておりますのでご安心下さい!!)される際にお役立て下さい。

また、お電話で査定をご依頼される際にも、年式は非常に大切になってきますし、査定の精度に大きく関わってきますので、今回ご紹介したシリアルをご確認頂いた上でお電話をされて下さい。

2015年6月5日金曜日

UTQGとは? - ビギナーでもタイヤの性能がまる分かりになるたった3つの指標

「このタイヤって減り易いのかな?」

「グリップはどうなの?」


ご来店されるお客様のタイヤ選びのお手伝いをさせて頂いていると、このような質問をお受けする事が多いです。今回のエントリでは、そんな時に役立つ指標のお話をさせて頂きます。


【U.T.Q.G.(統一タイヤ品質格付け)規格】


こんな言葉を耳にされた事はありますでしょうか?


U.T.Q.G.(統一タイヤ品質格付け)規格とは…

米運輸省が規定した、タイヤの耐摩耗性(TREADWEAR)、トラクション(TRACTION)、耐熱性(TEMPERATURE)に関する基準で、これを刻印しないとアメリカでは消費者に対してタイヤを販売する事が出来ません。日本では義務づけられてはおりませんが、国内・海外メーカー問わず、この国で販売されている製品にも度々見受けられます(多くは米国でも販売されているモデル)。

折角こういった情報が開示されているわけですから、タイヤ選びに使わない手はありません!!以下で意味等を説明していきますので、ご参考にされてみて下さい。


・TREADWEAR(耐磨耗性):政府指定のテストコースで行ったテストに基づいた比較格付け値です。例えば、下の写真のタイヤは100等級のタイヤに比べて2.4倍の耐摩耗性があるということになります。

FEDERAL SS595。当店でも豊富に取り扱っております♪

・トラクション(TRACTION):AA、A、B、Cの等級があり、アスファルト及びコンクリート路面の政府指定コースの一定の条件下で行ったテストで、路面が濡れた道路でのタイヤのストップ性能を格付けしたものです。Cの表示があるタイヤは、トラクション性能が低いということになります。

写真は当店でも取り扱っておりますFEDERALのSS595 RS-R。流石はハイグリップタイヤ。トラクションの等級は最高のAAを叩き出しております(反面前述のTREADWEARはいまひとつかも。ハイグリップタイヤの宿命ですね)。

※タイヤに表示されているトラクション等級は、直線コースのブレーキテストに基づいたも のであり、加速、コーナリング、アクアプレーニング現象、トラクションのピーク性能などは考慮されていません。

・温度(TEMPERATURE):A、B、Cの3等級。これは、タイヤがどれだけ発熱しにくいか、どれだけ熱を放出できるかなどを、ホイールに装着して一定の条件下でテストしたものです。高温状態が長く続くとタイヤの品質が落ちて寿命が短くなります。また、過剰な熱は突然のタイヤトラブルを引き起こす可能性があります。

C等級はアメリカの連邦自動車安全基準No.109によって全ての乗用車タイヤに義務づけられている基準です。B等級とA等級は、政府が法律のよって定める最低レベル以上の性能を実験室のテストホイール上で証明したタイヤです。

KENDAのKR23。お手ごろ価格のタイヤですが、放熱性は非常に高いです。前述のTREADWEAR値は脅威の460!!安いだけじゃないんです!!

※この温度等級は、適正に充填されたタイヤを過度な負荷をかけずにテストした結果の格付けです。過剰なスピード 、十分に充填されていないタイヤ、過度な負荷などは、タイヤの発熱につながり、タイヤがトラブルを起こす可能性があります。


高いお金をお支払いされて買われるタイヤですから、こういったデータを比較検討の材料にして、賢く、お手軽に、リーズナブルなカーライフをお過ごし下さい♪


2015年5月31日日曜日

スタッドレスタイヤの溝はどこまで使えるの?使用限度に関して


「このスタッドレスタイヤ、まだ溝があるように見えるけれど、もう使えないの?」

このようなご質問をお客様からお受けする事が多いので、この場を借りてご説明させて頂きます。

スタッドレスタイヤの主溝にはプラットホームという段差があります(写真上赤い○で囲まれています)。このプラットホームがスタッドレスタイヤとしての使用限度を表す機能を果たしておりまして、ここまで達すると新品から50%摩耗したことを示します。

これがブロックと同じ高さになるとスタッドレスタイヤとしての寿命を迎えた事になり、氷上・雪上での走行・ブレーキ性能が悪化します。より強い言い方をすれば、冬タイヤとしてはもう使用できないのです。

各タイヤメーカーによって変わりますが、新品時でプラットホームまでの高さが概ね4mm。これを10分山とし、2mmで5分山。0mmだと勿論0分山で、前述の新品から50%磨耗した状態というのはこれを指します。当店の中古スタッドレスを買われる際の参考にされてみて下さいね♪

また、年式やゴムの硬度、偏磨耗の有無等も重要な要素になってきますので、こちらも機会を設けてご説明させて頂きます。